前回の続きで、動画編集におけるプランについてお話しできればと思います。
前回までのお話はこちらです。
ざっくりまとめると、
動画コンテンツを使って、これからPRしていくにあたり「ただやみくもに撮影し、動画をアップ」しても動画を見た人の心を動かすことはできません。
そこで大切になってくるのが「プラン」です。
というお話でした。
プランを練ろう!
どういう目的で、どういうターゲットに訴求したいのかをまず考えようということは前回お伝えしました。
今回は、ターゲットや目的が決まればどのように動画にしていくのか?どのように動画を使うのか?
という具体的なところも落とし込んでいきます。
目的別動画の使い方・作り方
まずは、目的ごとにどういうところで動画を使うのか考えてみましょう。
①購入促進
・購買意欲がはっきりしているお客様へ訴求する場合
(例えば「食べ物を買いたい。こんな雑貨を探している。こういうサービスを探している」などという場合)
→その場合は、動画の中にはっきりと商品のメリットや推しポイントをインパクトとともに入れ込むこと。
→構成としては、ユーザーにとってのメリットを明確に表示するのがポイントです。
→また、そういった動画は会社HPやECサイト、フェイスブックページなど、目的をもって訪れたユーザーに対しダイレクトに訴求していきます。
その中でも、起承転結をストーリーに入れていきましょう。
今回の場合のポイントは変化とメリットを伝えることです。
◆この商品やサービスがあることで、今までとは違う変化(例:便利になる。お得になる。成分がアップしているとか。今までよりお求め安くなった。)があるなど。
◆また、このパターンの動画の場合は、「割引の案内など」明確な数字をだし宣伝しても違和感がでません。
②認知拡大とファン獲得
・今すぐには顧客にならなくても、いつか思い出して利用してもらいたい。
(例えば「あ、これが欲しいけど、そういえば前に動画でサービスを見たな。使ってみよう!」などです)
→この場合は、商品の購入を今すぐ訴求するわけではないけれど、必要となった時に思い出してもらい購買につなげたいときに有効です。
→動画の構成としては、「今まで知らなかったけど、こういう使い方もあるんだ。」とか「いつか、ここに行ってみたい」など、商品を前面に推しだすわけではないが、その商品やサービスがあることによる、生活の変化など心に訴えかける構成になります。
→会社HPや、SNSでの広告などを使用することによって新たなファン獲得に向けた訴求をすることに向いています。
◆商品の特徴を明文化せずに、使用シーンなどのイメージだけで顧客に訴求する。
◆潜在的に心の中に響かせる、少し難易度が上がる伝え方にはなります。
◆見ている側としては「売られている」意識なく動画を見れるため、最後まで見てもらいやすくなります。
③企業の理念を伝える
・商品を紹介せず、会社の理念や商品に対する想いを伝えることで長期的な認知やファン獲得を行う。
→どういう想いで、商品やサービスを展開しているのか。
→こんな面白いことをやっている会社がある!と認知してほしいなど。
→難易度としては一番難しいですが、ここが一番SNS上で爆発的に拡散されることが多い分野でもあります。
◆会社の想い、人柄など裏側を見せることで、共感したファンを獲得しやすくなります。
◆結果的に、後々顧客となり関係性を築いていける。
◆認知アップ、イメージアップに繋げられる。
長くなりましたが
動画にはいろんな作り方があります。
今回は3つ挙げさせてもらいましたが、他にもあります。
動画を撮る前に、考えることが多すぎる!と、確かに思ってしまいそうですが。
どういう効果を狙って作るのか?によって撮影する映像も変わってきますので、しっかりと考えていけたらいいですよね。
また、例えば動画を作る際には動画を見る人の事を考えてストーリーを作りましょう。
基本的に、広告動画を作る際には「見るつもりがなかった人に」訴求する場合も多いので、1分から3分の動画の中で最後の最後に結論を持ってくるのではなく、冒頭に結論をもってきて興味を引くという作り方もあります。
そのあたりは、非常に難しいところではありますが成果の出る動画にするためにしっかりと「プラン」して作成していきましょう。
次回は
撮影における段取りなどのお話を書ければなと思っています。
最後まで見て頂き有難う御座いました。
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