先日、大分県までドローン空撮のお仕事で出張してまいりました。
今までは、和歌山や名古屋、岐阜、栃木や沖縄と遠方の撮影には何度も行かせていただいておりますが
車や新幹線で行くか、飛行機に乗ってもドローンを持っていかない撮影だったため、
ドローンをもって飛行機に乗る
というシチュエーションがありませんでした。
今回ドローンを運びたかったので、改めて持ち込みの荷物や預ける荷物について調べてみました。
すると分かったことが一つ。
調べて分かったこと
バッテリーに要注意!という事。
基本的にカメラをもって飛行機に乗る際も、機内持ち込みにしていると思いますが
それは何故かというとリチウムイオン電池(リポバッテリー)が国交省が定める危険物に指定されているためです。
ですので、こちらは基本的に機内に預けることができません。
よって基本的には必ず機内持ち込みとなります。
(基本的にと書いているのは、一部条件を満たした場合預けることができるものもあるからです)
一部航空会社のリンクを貼っておきますので、これから検討されている方は必ずご参照を
ANA「手荷物について(国内線)」
JAL「制限のあるお手荷物」
という事で、今回大分県に行くにあたり持っていこうと思っていた荷物は
・ドローン×2機
・一眼カメラ
・その他関連機材
でした。
上記、注意事項を踏まえて機内持ち込みにしたのが
・ドローン1機
・もう1機のプロポ(送信機)※こちらにもバッテリーが搭載されています。
・予備のバッテリー
・一眼カメラ類
です。
そして、預けた荷物として
・予備のドローン本体のみ(バッテリーは外して機内持ち込みにしています)
・その他関連機材
となりました。
ここで終わりではない!
しかし、ドローンを運びたい方はもう一つ念のため確認しておくべきことが。。
実は、持ち込めるバッテリーにも規定があるそうです。
一部ご紹介すると、、
ワット時定格量が100Wh以下のもの → 個数制限無し
ワット時定格量が100Whを越え、160Wh以下のもの → 2個まで
というものです。
今回私は、Phantom4シリーズのバッテリーを6つ持って行っていました。
もし、上記の規定の通りでワット時定格量が100whを超えていたら違反になりますよね?
ではワット時定格量とは何なのでしょうか??
ワット時定格量とは?
こちらに色々とバッテリーがあります。
ワット時定格量は簡単な計算方式で算出することができます。
「ワット時定格量(Wh)= 定格定量(Ah)× 定格電圧(V)」
という計算式で算出します。
こちら、例えばGoProのバッテリーなので数が見てると、、、
定格容量:1220mAh
定格電圧:4.4V
ふむ。
Ahって書いてないですね・・・。汗
しかしそこはご安心を。
mAhをAhに変換するには、
mAhを1000で割りましょう!
そうすればAhに変換することができます。
では、今回の場合で言うと
1220÷1000×4.4=約5.3Wh
めちゃくちゃ余裕ですね!!
では、次に
こちらのSONYのバッテリーではいかがでしょうか。
定格容量:1020mAh
定格電圧:7.2V
なので、1020÷1000×7.2=7.3Wh
同じく余裕でした!
しかも、こちらにはバッテリーにワット時定格量を記載してくれていました。
(優しいSONYさん)
定格容量:5350mAh
定格電圧:15.2V
計算すると、5350÷1000×15.2=81.3Wh
さすがドローンのバッテリ、結構な容量のようです。
ただ、ご覧の通り既定の100Wh以下ですので、個数制限はありません。
安心ですね。
しかし、Inspireのバッテリーは100Whを来れるようですので、持ち込みの個数には気を付けるようにしましょう!
保安検査時に
あまりにも、機内持ち込みに機材がいろいろありすぎて何も言わずに通過するには時間がかかりそうでしたので、
「ドローンがあります。バッテリーは最大で82Whのものが入っています」を事前申告することでカバンの中身を調べられることもなく
スムーズに通過することが出来ました。
しっかりと自分の状況を理解しておくこと、何を伝えれば検査官が判断できる状況になるのかを理解しておくことで問題なく出張することが出来ました。
これから業務で飛行機に乗られる方は、しっかりと調べたうえで安全に業務に向かいましょう。
最後に、預ける荷物にドローンの本体が入っていたので伝えたところ精密機器のタグをつけてくださいました。
ANAさん、JALさん大事に扱ってくれてありがとうございます!
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